2025年4月30日（米国時間）、Meta Platforms, Inc.（NASDAQ: META）は2025年第1四半期（1月〜3月）の決算を発表しました。AI事業への積極的な投資が奏功し、広告収益とユーザー基盤の拡大が業績を大きく押し上げました。
2025 Q1 決算ハイライト
- 売上高：$42,314 M（前年同期$36,455 M→+16 %）
- 純利益：$16,644 M（前年同期$12,369 M→+35 %）
- 1株当たり利益（EPS）：$6.43（前年同期$4.71→+37 %）
- 営業利益：$17,555 M（前年同期$13,818 M→+27 %）
- 営業利益率：41 %（前年同期38 %→+3ポイント）
- Family DAP：3.43 B人（前年同期3.23 B人→+6 %）
- 広告インプレッション：前年同期比+5 %
- 平均広告単価：前年同期比+10 %
- 資本的支出（CapEx）：$13,690 M
AI戦略と投資状況
- Meta AI：月間アクティブユーザーが約10億人に到達
- AIグラス（Ray-Ban Stories）：販売数が前年同期比3倍に拡大
- 2025年通年CapEx見通し：$64–72 B（従来$60–65 Bから引き上げ）
今後の見通し
- 2025年第2四半期売上見通し：$42.5 B–$45.5 B
- 課題：AI投資による短期的なコスト増、米中貿易摩擦に伴う中国系広告主への影響
規制リスク
- EUデジタル市場法（DMA）：広告なしサブスクリプションモデルへの制裁リスク
- 米連邦取引委員会（FTC）訴訟：Instagram・WhatsApp買収に関する独禁訴訟
- 米国の新関税：中国系EC広告主の広告出稿減少懸念
まとめ
- 売上・利益ともにアナリスト予想を上回る好決算
- AIインフラへの積極投資が中長期的な成長ドライバー
- 規制対応とコスト管理が今後の注目ポイント
Source：メタ公式決算資料（英語）
