Appleが2025年5月1日に2025年度第2四半期（1〜3月期）の決算を発表しました。売上高が前年同期比5%増の954億ドル、希薄化後1株当たり利益（EPS）は1.65ドルで、前年同期比8%増となり、いずれも市場予想を上回る好調な結果となっています。
🗝️ 今期ハイライト
- 売上高：953.6 億ドル（前年同期比 +5.1%）
- 希薄化後EPS：1.65 ドル（前年同期比 +7.8%）
- 営業利益：295.9 億ドル（+6.1%）
- 粗利率：46.9%（+0.3pt）
- フリーCF：240 億ドル（+8.1%）
🔍 セグメント別動向
- iPhone：468.4 億ドル（+1.9%）
- Mac：79.5 億ドル（+6.7%）
- iPad：64.0 億ドル（+15.1%）
- Wearables/Home/Acc：75.2 億ドル（-4.9%）
- Services：266.5 億ドル（+12.0%）
iPhoneは新ライン（iPhone 16e 等）で辛うじてプラス。
iPadはM3搭載iPad Airが好調。
ウェアラブルはSeries 10効果一巡で減速。
地域別売上
- 米州：403.2 億ドル（+8.2%）
- 欧州：244.5 億ドル（+1.4%）
- 中国（Greater China）：160.0 億ドル（-2.3%）
- 日本：72.9 億ドル（+16.6%）
- その他APAC：72.9 億ドル（+8.4%）
日本は円安追い風で二桁成長、中国は依然課題。
配当・株主還元
- 四半期配当：0.26 ドル（+4%）
- 自社株買い：1,000 億ドル枠追加
- 当期株主還元総額：290 億ドル（配当＋自社株買い）
マネジメントコメント
「サービス事業は二桁成長を達成。新製品効果とコスト管理により、EPSは過去最高を更新しました。」 — Tim Cook, CEO
🗓️ 今後のスケジュール
- 6/10（火）AM 2:00：WWDC 2025 基調講演
- 7月下旬：FY25 Q3 決算発表
- 9月：iPhone 17 発表イベント
まとめ
Appleは増収増益を果たし、配当・自社株買いも拡充。サービスと新製品が次期成長を支える一方、中国市場の停滞と関税リスクが株価の重荷となり得ます。WWDCでのAI戦略と秋の新製品ラインナップに引き続き注目です。
Source：Apple
