海外のカメラ情報サイト「Canon Rumors」にて、Canon EOS R5 Mark IIのオートフォーカス挙動に関する不具合が一部ユーザーから報告されているとの記事が掲載されました。
話題となっているのは、2025年3月18日にリリースされたEOS R5 Mark II 用のファームウェア Version 1.0.3。公式リリースノートには
このファームウエアは、以下の修正を盛り込んでおります。
- カメラの温度上昇警告表示が出るタイミングを最適化しました。
- 特定のズーム領域において、AF時にピントが合わないことがある現象を修正しました。
とありますが、海外フォーラムではファームウェア Version 1.0.3にしたことで、AFの不安定化を訴える声がチラホラ上がっています。
ファームウェア Version 1.0.3で報告されている主な症状
- 被写体検出AF(人物/動物)でピントが迷う
- サーボAFの反応が鈍くなった
- 動体追従性能の低下
これらの声は「ファーム1.0.0では抜群だったのに……」といった、初期バージョンの快適さを知るユーザーほど敏感に感じている様子。
自分の運用環境では気にならず
自分は早々にアップデートしていたため、約1か月半はファームウェア Version 1.0.3で利用していますがAFの引っかかりや迷いは特に感じていません。もちろん、撮影シーンやレンズ構成、設定次第で挙動が変わる可能性はありますし、誰にでも当てはまるわけではないようです。
不具合を感じた場合の対処法
- カスタム設定をリセット
メニュー → 設定クリア で一度まっさらに。 - 前バージョンへのダウングレード
バックアップを取って自己責任で戻してみる。 - サポートへ症状フィードバック
公式での動向チェックおよび改善要望として送りましょう。
ファームウェア Version 1.0.3にしてしまっていて不具合を感じている場合は、上記の対処を検討してもいいかもしれません。逆にまだ旧ファームウェアを利用している場合はしばらく様子見した方がよさそうです。
なお、公式からのアナウンスは現時点ではありません(2025年5月2日時点)。今後のファームアップで修正や改善が行われる可能性もあるので、公式の発表や国内外ユーザーのレビュー動向をチェックしておきましょう。
関連記事